来シーズンのWRCでの1.6ℓターボエンジンの正式採用が、3月にバーレーンで行なわれるモータースポーツ評議会で承認される模様だ。

 FIA会長であるジャン・トッドは明言を避けているものの、この件に対し「3月の評議会までもうすぐだ。何かを決定するにしろ、アナウンスするにしろ、来月がちょうどいい時期だ。だからそこまでその話は待ってほしい」と答えている。

 フォードとシトロエンは来季に向けてWRCマシンの開発に着手しているが、エンジンに関しては、フォードはS2000、シトロエンはC4 WRCのものをベースとして代用している。これに対してトッドは「現状では2チームのみが競合している。FIAとしては観客、そしてプロモーターのためにも5チームほどの参戦が理想だと考えている。我々はこれを実現化するために調整している最中だ」と話す。

 シトロエンは新しいエンジンに関するレギュレーションが完全に決定するまで、エンジンの開発には着手しないと発表していたが、シトロエンのチーム代表、オリビエ・ケネルは次のように述べた。
「我々はすでに開発を始めている。ここで嘘はつかない。新エンジンへの移行に自信はある。夏ごろにDS3を新たに開発したエンジンで走らせる予定だ。9月ころにはレギュレーションを含め、落ち着いた状況になっていることを願う」

 一方、ケネルと同じ立場にあるフォードのチームボス、マルコム・ウィルソンのコメントは以下のとおり。
「今から始めなければ来年の1月には間に合わないから、新エンジンに関して研究と評価を重ねているところだ。9月に新エンジンを始動できるよう、我々も動いているよ」

 開発が本格化しはじめた1.6ℓターボエンジン。新会長トッドが目論む新規参加メーカーにも注目したいところだ。

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